胆管がん闘病記 癒しのココロ

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ICUから病棟へ

「Kさーん、分かりますかー」
「無事終わりましたよー」
という声で目覚めるとまだ手術台の上でした。

手術台からストレッチャーに移された僕は
まだもうろうとする意識のまま
隣接するICUに運ばれた。

時間を聞くと深夜0時を過ぎているらしい。
ということは手術室に入ったのが9時30分だから
約15時間が経過していることになる。

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さあ、手術や

11月2日 水曜日 手術当日
午前9時30分に妻と看護師と一緒に手術室へ歩いて行く。
歩いて行くのには理由があるらしく
歩けないほど体力のない人は手術を受けられないのだとか。

先日の説明で手術がどういう風におこなわれるのか
ICUはどんなところなのか
手術後の自分の姿がどうなっているのか
手術後の経過がどうなるのかなど
詳しく聞いていたので不安はありません。

自分で言うのもおかしいけど
根性が座っているのか諦めがいいのか
自分で決めたことだし選択肢もないんだから
ジタバタしても仕方ないという性格なんです。
怖いとか緊張はなかったですね。

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最後の説明

10月の半ば頃にS先生から
11月2日に手術室を仮抑えしてあるといわれた。
いよいよ来たか。

それから立て続けにいろんな検査が始まりました。
手術をするためにはまず
肝臓の左葉が大きくなっていなければいけない。
また的確に手術をするために
がん細胞がどの部分にどれだけあるかという
正確な情報が必要になる。

それらを調べるためにCT検査、RI検査(PET)
肝機能血液検査などを行ないました。
過去の大腸がんの転移や再発の有無を調べるために
レントゲンと大腸の内視鏡検査も受けました。

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手術までに必要なこと

門脈塞栓術によって肝臓の左葉を大きくするために
どのぐらいの時間がかかるのかというと
個人差があるんですが一般的には3〜4週間らしいです。

大きくするためには栄養を十分取る必要があるので
S先生からは

「出来るだけたくさん食べてください」

と事あるごとに言われました。
でもね、病院食って美味しくないんですよ。
それに胆汁を出すための管が喉を通っているし
門脈塞栓術で肝臓をグリグリやったので食欲も落ちてるんですね。
毎食だいたい半分から7分ぐらいしか食べられませんでした。
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病院のベッドで仕事をする

入院してるからと言って寝てる訳にはいかないんですよね。
会社といってもやってることは個人事業みたいなもんですから
仕事をしないことには給与や工場代などの固定費までは
保険だけでは到底まかなうことが出来ません

という訳でベッドの上でPCに向かって仕事ができるように
頼りになるシステム関係をやってる友人に教えてもらって
事務所のPCにリモートアクセスできるようにしました。

これでやりかけの書類や図面などのデスクワークができるようになり
協力業者さんや仲間にも製作と施工をお願いしているので
今までと変わらない受注態勢は整いました。

でも事はそう簡単ではないんですよね。

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胆汁還元って何?

手術に向けての準備として門脈塞栓後をしたんですが
その数日前から胆汁還元が始まりました。

胆汁還元って何のことだか分かりませんよね。
先生が回診で来られたときに

「明日から胆汁還元をしてもらいますね」と言われました。

「この病気の方には皆さんにしてもらってるんですが
胆汁を飲んでもらうんです」

って、えっ・・・

胆汁還元.JPG
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門脈塞栓術

手術という選択をしたので
早速そのための処置をすることになりました。
肝臓の左葉を大きくするために
右葉の門脈を詰めて血液の供給量を少なくする
門脈塞栓術という手術です。

手術は9月28日に決まりました。
2時間程度で終わる手術なんですが
事前に放射線科の先生が説明に来てくれました。
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治療方法と究極の選択

最初の処置では大変な思いをした訳ですが
鼻から出た2本の管からは
今までの倍以上の量の胆汁が出ています。

左葉からは緑がかった茶色の透明の胆汁が100mL程度。
これは正常な色なんですが
右葉からは黄土色の濁った胆汁がでており
これが感染症の原因とのことでした。

胆汁がうまく排出されたことと抗生剤のおかげで
それまで繰り返し出ていた高熱も収まりました。

高熱が収まると身体も楽になり
少しばかり食欲も出てきました。
まあ病院食ですから美味しいものは望めませんが
調味料をそろえたりふりかけを使って
少しずつ食べられる量は増えました。

肝臓.JPG
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転院後最初の処置

入院2日目から食事が出ることになりました。
思わず先生に

「食べていいんですか?」

って聞いたら

「食べられるだけでいいので頑張ってください」

といわれた。

全く食べていなかったせいで胃も小さくなっているのか
食べたくても半分も食べられないんですが
でも食べられるというのはとてもうれしいです。

こうなると今までの絶食がなんだったのか
よくわかりませんがもう済んだことなのでどうでもいいです。
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K大学付属病院に入院

9月8日(木)いよいよ転院の朝
病棟のエレベーターの前で
数名の看護師さんが見送ってくれたんですが
退院ではないのでおめでとうではなく
「治療頑張ってくださいね」と声をかけてもらいました。

K大学付属病院は駐車場が混雑するため
長時間並んで待たないといけないと聞いていたので
朝8時半に予約を入れておいたタクシーでの移動です。

約20分で到着後 正面玄関から車椅子でロビーへ。
こちらも初めてなんですがまあ大きいこと。
入院手続きはすでに済ませてあったので
その大きさに圧倒されながら病棟へ向かいました。
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